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こんばんは.

5月16日放送の「シネマキネマ」では
城真也監督が現在vimeoで公開している
2017年の作品「さようなら、ごくろうさん」を
紹介しました.


舞台は夜の小学校.

夜の学校といえば,怖いイメージがあります…


最初ホラーかと思いましたが違って
身近でありながら不思議な世界観で
寂しさとあたたかさをあわせもった作品でした.

夜間警備員を演じる,あらい汎さんならではの
演出も魅力的でした.

映画「アボカドの固さ」の主演・前原瑞樹さんも
出演されていますので,ご覧いただきたいです.
https://vimeo.com/213504997


また,城真也監督の新作
映画「アボカドの固さ」は
現在<仮説の映画館>で公開されています.

あわせて,お楽しみください.

こんにちは.

5月2日放送の「シネマキネマ」では
今の状況だからこそ・・・
観ることのできる,そして観ておきたい作品として
草野なつか監督の短編作品
「そこからなにがみえる_現在地」を中心に
無料配信されている作品を紹介しました.

radiko でお聴きください.
http://radiko.jp/#!/ts/CRK/20200503030000


草野なつか監督の短編作品
「そこからなにがみえる_現在地」
“_現在地” ←これが心に響く作品


これを撮影した撮影技師の渡邉寿岳さんの作品
「かつて明日が」
人がいないのに人の気配がものすごい画が印象的でした


その他,草野なつか監督の短編作品に出演している
さいとうよしみさんの短編アニメーション
「FLYING MATCHES OVER THE MOUNTAIN」

遠藤幹大さんの
「ジャンヌの声」


合わせて4本の今観られるべき作品が vimeo で
5月6日まで無料公開されています↓

https://vimeo.com/408526327


こんばんは.
3月初旬のシネマキネマで紹介した
映画「弥生、三月 -君を愛した30年- 」

今週末
3月20日から公開です.

2人の30年を
3月だけで描くという
難しい企画.

多くの作品の脚本を手がけてきた
遊川和彦監督だからこそのチャレンジ!

楽しいこともありますが
悲しいこともあって…
でも暗くはせず
やさしく淡い色合いで描かれています.

3月1日から
日が進むにつれ,あたたかくなり
桜の花が咲きはじめ
全てを包み込むような
主役2人の共通の友人
サクラからのメッセージで

波留さん演じる弥生
成田凌さん演じるサンタ
2人の人生は肯定されます.

起きることはそれぞれ違いますが
誰もが経験した3月のとある日が
積み重なっていくので
身近に感じると思います🌸

こんばんは.
    
先々週の土曜日の放送
(ラジオ関西「シネマキネマ」)で紹介した
「蜜蜂と遠雷」
https://mitsubachi-enrai-movie.jp/sp/

ただいま公開中です🎵

(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会

恩田陸さんの小説が
原作の実写映画化作品です.

国際ピアノコンクールを舞台に
4人の若きピアニストたちが
それぞれが抱える課題に向き合い
お互いに影響を与えながら
成長していく様子を描いています.

言葉による音・音楽の表現が特徴で
実写化が難しいと言われていたのですが…
丁寧な音づくりで
世界観がしっかり表現されています.
    
ピアノを弾いているのは
プロの若きピアニストたち.
   
ですが…

4人の若きピアニストたちを演じる
松岡茉優さん,松坂桃李さん
森崎ウィンさん,鈴鹿央士さんが
それぞれの性格に合わせた
ピアノの弾き方をしているところに
注目していただきたいです.
   
また,ピアニストたちの心の動きを
言葉や台詞ではなく
撮影場所や撮影方法で表現しているので
合わせてお楽しみください!
   
芸術の秋ですし
「蜜蜂と遠雷」
劇場でご覧ください.🐝⚡️

*** KU-MI ***


   


こんばんは.


昨夜の放送
(ラジオ関西「シネマキネマ」)では
映画「嵐電」を神戸公開に合わせて
あらためて紹介しました.
http://www.randen-movie.com/


 ※5月に一度紹介しました
  https://sweeet-693-o.amebaownd.com/posts/6269722


映画の撮影所が多くあった
嵐電沿線ならではの雰囲気と
鈴木卓爾監督ならではの世界観を
地域,そこで暮らす人々を中心に
丁寧に描いた作品です.


嵐電が走ることで
そこにある境界線が
曖昧になっていく…
2つの世界が混ざり合っていきます.

この感覚を
映画館で観ていただきたいです.


思わぬ登場人物が存在するところも
鈴木卓爾監督らしいですよね.


番組では,鈴木卓爾監督,
井浦新さん,大西礼芳さんの声とともに
お送りしました.お聴きください.
→radiko http://radiko.jp/
 ※視聴可能期間は放送終了後1週間です

(C)Migrant Birds/Omuro/Kyoto Univercity of Art and Design


6/27(木)には
シネ・リーブル神戸,
テアトル梅田にて,それぞれ各2回
舞台挨拶が予定されています.

また,京都シネマでは
上映最終日の6/28(金)に舞台挨拶が
あります.

そしてそして
出町座では舞台挨拶,
トークイベント等々盛りだくさんです.


詳しくはー
映画「嵐電」公式Twitter (@randen2019)
https://twitter.com/randen2019

鈴木卓爾監督Twitter (@suzuki_takuji)
https://twitter.com/suzuki_takuji

をご覧ください.


*** KU-MI ***

こんばんは.

先日の放送
(ラジオ関西「シネマキネマ」)では

映画「ガーデンアパート」を紹介しました.
https://thegardenapartment-movie.tumblr.com/


UMMMI.(ウミ)の名義で
活動しているイギリス在住の映像作家
石原海さんによる長編映画.


大学を卒業してアルバイトをしながら
なんとか生活している
同棲中のひかりと太郎.

ひかりは妊娠していますが
2人の関係は幸せというよりは
危うい感じです.

今にも崩れそうな1組のカップルのもとに
現れたのが・・・
太郎の叔母でありお酒に酔った?
別の次元を生きているような京子.


チープな素材が周りを彩り
夜があけると何も残らない.

夜遅くまで遊んで
帰って寝ておけばよかったなぁ・・・
でも楽しかったな.
って思ったことはありませんか?


今が楽しいという感覚
京子を変えた昔のできごと
ひかりのおなかに宿る命


今,過去,未来が交錯するたった一晩を
長回しで追った作品です.

画がかっこいいので
劇場で観ていただきたいです.


もう少し詳しい紹介はこちらで
お聴きください.→radiko http://radiko.jp/
※視聴可能期間は放送終了後1週間です


まずは
6月15日(土),16日(日)の2日間
京都シネマで公開されます.

初日11:10の回上映後には
舞台挨拶も行われます.
https://www.kyotocinema.jp/information/3362/


そのあと,
7月に大阪・十三シアターセブン,
8月に神戸・元町映画館で上映されます.
夏観るのが良さそうな気がしています.

*** KU-MI ***

こんにちは.

昨夜の放送
(ラジオ関西「シネマキネマ」)では
映画「嵐電」を紹介しました.
http://www.randen-movie.com/


そうです.電車の嵐電です.


電車好きとしても気になる作品でした.


井浦新さん演じる
ノンフィクション作家の平岡衛星.

窪瀬環さん演じる
修学旅行中に
地元の少年に恋をした北門南天.

大西礼芳さん演じる
東京から来た若手俳優に京ことばを
レクチャーするうちに
惹かれてしまう小倉嘉子.


3人のストーリーが
並行して進んだり
たまに交わったり…まるで路面電車.


そしてそれぞれのストーリーに
遠い場所が存在していて
話の軸には
近くて遠い不思議な場所が存在しています.

電車や街を通して
時間も含めて
人と人の距離感について
考えてしまいました.


もう少し詳細な紹介を

鈴木卓爾監督
井浦新さん
大西礼芳さん
金井浩人さん

の声と合わせてお送りしましたので
お聴きください.→radiko http://radiko.jp/
※視聴可能期間は放送終了後1週間です


来週5/24(金)から
関西では京都シネマで公開が始まります.

初日11:10の回上映後には
舞台挨拶も行われます.
https://www.kyotocinema.jp/information/3734/


そして
6/7(金)~ テアトル梅田
6/21(金)~ シネ・リーブル神戸
にて公開予定です.


(C)Migrant Birds/Omuro/Kyoto Univercity of Art and Design


まずは放送をお聴きいただき
そして劇場に足をお運びください.

こんばんは.

先月の放送

(ラジオ関西「シネマキネマ」)で

紹介した

「風たちの午後」

http://kazetachinogogo.com/


大阪九条・シネヌーヴォXに加えて

先週末から

神戸・元町映画館での上映が始まりました.


矢崎仁司監督が今から40年前に

仲間たちと自主制作した作品です.

フィルムの劣化等で長い間

公開の機会がありませんでしたが

現代の技術で修復されました.


制作されたのは昔ですが

内容が古くないのがすごいところです.

当時は

日本に限らず世界でも恋愛のカタチが

もっと閉鎖的だったと思います.

そんな中でLGBTQの要素を含めています.


美津という女性の誕生日.

ルームメイトの美津のために

夏子はおそろいの乙女座のネックレスと

バラの花を買って帰りますが…

美津には恋人が.

美津に密かな思いを寄せる夏子.

まさに“センセーショナル”な

ラストシーンへとつなぎます.


これらについて

台詞で伝えるのではなく

映像でみせることで

ストーリーを追っていきます.

思わぬ音が鳴り響き

普通なら聞きたい音があまり聞こえない.

最初は驚くとは思いますが

かしこく観るのではなく

感覚で観ることを教えてくれます.

大きなエネルギーをご覧ください.w


撮影は石井勲さん.

思わぬ効果を使用した

雨のシーンにも注目です.

また

このシーンの人物たちの表情も

興味深かったですよ.


大阪九条・シネヌーヴォX

http://www.cinenouveau.com/index.html

神戸・元町映画館

https://www.motoei.com/

にて上映中です.


貴重な機会です.

ご覧いただけると嬉しいです.

*** 市川クミ ***

こんばんは.
この間の土曜日の放送
(ラジオ関西「シネマキネマ」)では
「ひかりの歌」を紹介しました.
http://hikarinouta.jp/

2月にも取り上げましたが
大阪,京都での公開が決まったので
あらためて.

短歌コンテストが
きっかけでできたこの作品.
ここで選ばれた4首の短歌が
それぞれ章をなす4章構成です.

都内近郊に住む4人の女性たち.
彼女たちは日常の中で
誰かを思いながら,その思いを
うまく表現できずにいます.

旅にでる友人
閉店が決まったバイト先の仲間
亡くなった父親
長い間行方不明だったのに
ふらっと帰ってきた夫

彼,彼女らを思い
一番難易度の高い最初の一歩を踏み出す
様子を描いています.

4人の女性を
北村美岬さん,伊藤茄那さん
笠島智さん,並木愛枝さん
が演じました.

短歌をもとにしたということで
作者の方からヒアリングを行なったり
したのかなと思いましたが,
そうではなく…
短歌から受けたインスピレーションから
脚本が出来上がったそうです.

作者の思いとは異なるかもしれません.
でも言葉の役割を尊重している感じがして
素敵だなと思いました.

杉田協士監督
第4章のキャストで
幸子を演じた並木愛枝さん
幸子の夫・かっちゃんを演じた松本勝さん
の3人の声とともに
撮影方法,演出なども含めて紹介しました.
お聴きください.→radiko http://radiko.jp/

4/6(土)~ 
大阪九条・シネヌーヴォX
 http://www.cinenouveau.com/index.html
京都・出町座
 https://demachiza.com/
にて公開です.

それぞれ舞台挨拶やアフタートークも
予定されています.
劇場ホームページをご覧ください.


(C)光の短歌映画プロジェクト
先日番組で紹介し
本日,大阪十三・第七藝術劇場で
公開がはじまった
「世界一と言われた映画館」.

「世界一の映画館」投稿キャンペーンが
今,実施されています.

私も考えているところです.

西神ニュータウン育ちとして
懐かしの映画館は

幼い頃なら,
子どもの味方「西神オレンジシネマ」

そして
その次に近いところでは
板宿の映画館…
「板宿東映」?「板宿東宝」?

こちらは記憶が怪しく…
板宿にあった映画館は1つだと思って
映画館の名前がわからずネットで調べたら
2つ出てきて混乱しました(笑)

映画館に通いだしたきっかけの
「シネ・リーブル神戸」も外せないし.

大学時代は
奈良市の「観光会館地下劇場」も
好きでした!
ここで昭和を舞台にした作品を観るのが
特に最高でした.

今日は写真がないので
奈良市の 〝よつばカフェ〟のケーキを.
鹿の子柄のベイクドチーズケーキ!
さて「世界一の映画館」は
世界一の自分的基準をどこに置くか
もうちょっと考えてから.

今回調べたことで,あらためて随分
映画館が閉館していることがわかりました.
時代の変化ですが,
映画を観るという体験は
するとしないで,かなり違うと思います.

今日はこのへんで失礼します.

♠︎ 市川クミ ♠︎

こんばんは.

昨夜の放送
(ラジオ関西「シネマキネマ」)では
「世界一と言われた映画館」を
紹介しました.
http://sekaiichi-eigakan.com/


1949年から1976年まで
山形県酒田市に実在した
映画館”グリーンハウス”.

開館以降
東京や大阪にしかなかった
回転扉(今では驚きですが…)
があり,中に入ると,コーヒーが薫り,
バーテンダーのいる喫茶スペースがある.


映画設備としても
東京にさえなかったシステムを
取り入れていたといいます.


当時,地方ではなかなか東京と
同じタイミングで新作が公開される
ことはありませんでしたが…
まさかの”東京・酒田同時公開”.

映画ファンはもちろん
少しでも映画に興味のある
地元の方にとっては誇りですよね.


これを実現したのが,佐藤久一さん.


父が経営する”グリーンハウス”の
支配人に就任し,20歳の若さで
作品の吟味,”グリーンニュース”という
無料の小冊子の発行,建物の改修を進め…
結果として,世界のいろんな映画館を
みてきた淀川長治さんが”世界一の映画館”と
雑誌に記載し,多くの方に知れ渡ることに.


1976年に起きた大火災・酒田大火の
火元になり,なかなかグリーンハウスでの
キラキラした時間について
語られることはなかったのですが…


山形国際ドキュメンタリー映画祭の
企画としてこの作品はできあがりました.


実際に”グリーンハウス”を知る方々の証言で
映画の中で,”グリーンハウス”はよみがえります.


もう少し詳細な紹介を
佐藤広一監督の声と合わせてお送りしましたので
お聴きください.→radiko http://radiko.jp/


3/30(土)~ 大阪十三・第七藝術劇場

4/6(土)~ 京都シネマ

5/4(土)~ 神戸・元町映画館

にて公開予定です.


(C)認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭